ストレス外来の4大要素②構造的ストレス

   2017/06/09

ストレス外来に罹る患者のうつ病や自律神経の不調を克服するには、精神的ストレスの緩和以外にも身体的なストレスを緩和させることもまた重要です。

ここでは身体に起こるストレスである構造的ストレスについて説明します。

【構造的ストレスとは】

構造的ストレスとは、俗にいう「身体のゆがみ」を指します。

具体的には、骨盤や背骨・首・肩などのゆがみを主に指します。

ゆがみの原因とはいったいどこにあるのでしょう?もちろん立ち仕事などのやむを得ない事情や、猫背やあぐらなどの姿勢なども影響してきますが、ゆがみを引き起こすのは「筋肉の緊張」にあるとされています。

人は、強いストレス状態にあると、心だけでなく身体そのものがこわばります。

これは感情を抑制しようと筋肉が緊張し力が入るためです。

悔しい思いをしたり、逆にこれから人前に出る時にあがっている状態の時、手をぐっと握りしめていたり歩くときに膝がぴんと伸びたりといった経験があると思いますが、まさに筋肉の緊張状態が引き起こしているといるのです。

また、身体のゆがみは頭蓋骨のゆがみへと繋がっていきます。

頭蓋骨のゆがみは呼吸や思考などをつかさどる脳にそのまま影響するため、ゆがみそのものは自律神経失調症やうつ病の直接の原因とはいえませんが、大きく関連しています。

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【頭蓋骨のゆがみとストレスの関係】

硬膜という脊髄を包む膜は、骨盤から背骨を伝って頭蓋骨へと繋がっていきます。

見たことがあると思いますが、頭蓋骨はたくさんのヒビが入っているように見えます。

それは頭蓋骨が複雑なパーツごとに組み合わさってできているからです。

その組み合わせがゆがむと、神経伝達物質など脳機能の低下をひきおこします。

思考力の低下はネガティブな考えをもたらしますし、その状態が続けば当然うつ状態にもなりかねません。

また、普段から猫背な人も頭蓋骨のゆがみを起こしやすく、呼吸が浅くなる傾向があります。

うつ状態の改善には深い呼吸が不可欠なので普段の姿勢には気をつけましょう。

【正しい姿勢は却って負担?】

かといって、常にピンと背筋を伸ばしている状態も良くはありません。

実は良すぎる姿勢は、背中が過度に緊張するため却って呼吸が浅くなってしまい、結果身体がSOSを発しストレス外来に罹患することになるのです。

過度な身体の緊張はゆがみに繋がるため、やはり適度に緊張をほぐしたりリラックスした状態を保つことが重要です。

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