ストレス外来の4大要素④温度と湿度のストレス

   2017/06/09

誰でも、真夏の暑さや真冬の寒さ、梅雨時のジメジメなどに不快感をおぼえるものです。

しかし、それだけでストレス外来を受診する人はほとんどいません。

通常の範囲内では風邪や熱中症といった身体の症状に現れます。

ですが、もともと精神的・構造的・化学的ストレスを抱えている人の場合、こういった温度と湿度のストレスは身体への影響力が強く、複合して症状が出てしまいストレス外来に駆け込む人が多いのです。

【ストレスの一例】

うつ病や自律神経失調症を発症している人の多くは身体の「冷え」に悩まされています。

血管の収縮や拡張をつかさどる自律神経の働きがにぶくなっているためです。

また、うつ病の人は感情を抑えこむことによる筋肉の緊張で、エネルギーが身体中に行き届かないのです。

そのため、手足の末端が冷えたり、身体の芯から冷えて寒気がするといったことがおこります。

また、うつ病の場合は身体の中のエネルギーが枯渇しており、熱を作り出せないため外から温めることによってエネルギーを補充することが大事です。

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【体温調節の負担】

人間は爬虫類などの変温動物とは違い、恒温動物です。

暑いときも寒いときも体温を一定に保とうと、身体の中が外気の温度に応じてフル回転しているのです。

冷えることによって熱を作り出せないと、うつ病の回復が遅れてしまいます。

また、真夏時に人間は汗をかくことによって体温を下げようとする働きがあります。

しかし、身体が冷えるからといって無理にエアコンをつけないで我慢していると、体温調整にもともと少ないエネルギーが更に使われてしまい、正常の回復力が働かかなくなり余計に体調もうつも悪化してしまいます。

気温に関しては「ちょうどいい」状態を維持することがうつ病にはいちばんの特効薬です。

【環境の変化もストレスに】

また、急激な環境の変化もストレスの大きな要因です。

猛暑日の外気から、いきなりエアコンの効いた部屋に入ると自律神経に強い負担が生じます。

またそのような場所に長時間いると冷えが助長され、頭痛や悪寒などの冷房病を引き起こしてしまったら元も子もありません。

逆もまたしかりで、真冬の寒さから暖房がガンガン効いた部屋に入ると頭がボーっとしてしまう、気持ち悪くなるということも普通の人でもよくある症状なのです。

体調を崩してストレス外来のお世話にならないように、自分で体温調節をなるべくコントロールさせることが重要です。

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